引越準備と有料老人ホームでの新生活のスタート
有料老人ホームへの引越しに関する各種手続き・準備とホームでの新生活をよりよいものにするためのポイント
14.有料老人ホームへの引越し準備
ホームへ引越しをするために、各種手続きおよび引越し準備をします
- 月額利用料の引き落とし手続き
- 多くの有料老人ホームは、月額利用料の支払いを銀行引き落とし方式としています。地元の金融機関や取引先の金融機関など、引き落とし先金融機関を指定している場合もありますので、そうした場合は新たに口座の開設や年金受取口座の変更などが必要です
- 転居手続き
- 住民票の異動が必要な場合は転居(転出)届けをします。それにともなって、年金・健康保険・介護保険・印鑑証明などの変更が発生する場合があります。
また、郵便物の転送届け、運転免許証の住所変更、水道・ガス・電気などの停止なども住所の変更にともなって必要となります。
- 専用居室のレイアウトを考える
- 引越しでもっていく荷物、新たに購入等して用意する荷物を決める。残った(ホームに持って行かない)家具等の処分。
※有料老人ホームに入居してすぐは、慣れない生活でストレスがたまることもあるでしょう。新たに購入したものよりも、最初は使い慣れたものを持参して使った方が余計なストレスを与えずに済む場合があります。
- 引越の手配
- 家族が行う場合はレンタカーの手配、業者に依頼する場合は見積もりの依頼
- その他
- 所有不動産の処分、入院している方は退院手続き など
15.有料老人ホームでの新生活スタート
いよいよ希望に満ち溢れる有料老人ホームでの生活がスタートします。豊かなシニアライフをお過ごしいただくために、ご入居者やご家族の方が注意すべき点について、いくつかピックアップします。
- 集団生活のマナーを守りましょう
入居者同士が適度な距離を保って干渉しすぎない(お互いのプライバシーを守る)ことが大切です。また、スタッフの指示にも従いましょう。
- 明るい気持ちで、思いやりと感謝の気持ちを持つ
いつも心に余裕をもって、お互いを尊重しながら生活しましょう。
- 家族の方は、入居者がホームで安心し充実した生活を送るために必要なサポートをします。たとえば、定期的に訪問したり、電話やメールなどで連絡をとることです。なお、その際にホームのスタッフに本人の様子について尋ねて確認しましょう。
- 入居者間のトラブルはまずスタッフに相談しましょう
ホームでの生活は今後も長い間続いていくため、一旦関係がこじれるとその後の生活が重たいものとなってしまいます。ですので、迷惑行為など何らかのトラブルがあった場合は、相手に直接言う前にホームのスタッフにまずは相談してみましょう。
- サークル活動への参加やイベン活動への参加
こうした有料老人ホームが企画・運営等するアクティビティ活動に参加することは、他の入居者の方達との交流が広がって、ホームでの生活が活き活きとしたものになり、ボケや介護状態の進行の防止にもなります。アクティビティ活動の内容やご自身の趣味などにもよりますが、できるだけ参加してみてはどうでしょうか?